建物だけでなく街も大事にしたい?それなら壁面緑化が最適!


壁面緑化とは?建物にはどんなメリットがある?

街を歩いていると、商業ビルやマンションといった比較的大きい建物の壁面が、ツル植物などによって覆われている光景を見たことはないでしょうか。それは壁面緑化と呼ばれる環境技術の1つ。意図的に建物の壁面へ植物を生育させることで、建物へも様々なメリットが期待できます。まず最初に紹介したいメリットは、建物の劣化の進行を抑制できること。壁面を植物で覆うことによって、直射日光の紫外線や都市部の酸性雨など、建物の劣化の原因となるリスクを回避することができます。実際に緑化された部分のコンクリートについては、20年近くも劣化が確認できなかったという、信頼できる調査結果もあります。

建物だけじゃない!都市や社会にもメリットがある!

壁面緑化を施した建物が街中で増えると、都市や社会全体へも様々なメリットが広がります。例えば温暖化対策もその1つ。特に都市部では二酸化炭素の増加に加え、アスファルトやコンクリート等によって冬場でも温暖化しやすく、夏場には異常な高温が続くヒートアイランド現象も発生します。この点、壁面緑化の建物であれば、植物が二酸化炭素を吸収する他、コンクリートの照り返し緩和や空気の浄化などによって、ヒートアイランド現象をはじめとした温暖化の防止対策に貢献することができるでしょう。その他のメリットでは商業施設のブランドイメージが向上し、集客に役立てることも可能です。さらに街全体に緑の割合が増えることで、都市空間で生活する人々にも、安らぎや居心地のよさを与える効果が期待できます。

壁面緑化は、景観の向上や地球温暖化対策、さらには空気浄化対策にも効果が認められています。建物の印象が良くなることから、商業施設においては集客力も期待できます。